×

東北や北海道に生きた人々の姿描いた浮世絵の展示会 江戸時代後期から明治にかけての作品並ぶ 山形・酒田市

2025年2月14日 12:59
東北や北海道に生きた人々の姿描いた浮世絵の展示会 江戸時代後期から明治にかけての作品並ぶ 山形・酒田市

山形県酒田市でいま、江戸時代後期から明治にかけて東北や北海道に生きた人々の姿や生活を描いた浮世絵の展示会が開かれています。

酒田市の本間美術館で開かれているこの企画展は、市出身の浮世絵コレクター・丹波恒夫さんが集めた浮世絵64点が展示されています。作品は江戸時代後期から明治にかけて描かれたもので東北と北海道の名所や物産、それに歴史や社会の出来事が描かれています。

本間美術館・須藤崇主任学芸員
「六十余州名所図会出羽最上川月山遠望」
「最上川の河口を鳥瞰で描いて遠くに描かれた月山を望むものになっている。当時の舟運が盛んだった様子が窺えるものになっている。左右に視線が流れるように川を蛇行して描いていて、手前のものを大きく、遠くのものを小さく描いて遠近感や奥行を持たせているのが特徴」

「山形県下名所図会済生館」
「初代県令を務めた三島通庸が山形の近代化を図るということで建設した済生館。造られてから2年後の明治13年に描かれたものだが山形の近代化を象徴するものになっているのではないでしょうか」

「東北・北海道の浮世絵-丹波コレクション-」は酒田市の本間美術館で2月24日まで開かれています。

最終更新日:2025年2月14日 12:59
    山形放送のニュース