ヤングスキニーかやゆー「モテなかった…」「河口湖で毎日朝練」故郷・山梨で高校時代を赤裸々に語る
若い世代に絶大な人気を誇る4人組ロックバンド「ヤングスキニー」。
ギターボーカルのかやゆー(山梨県富士吉田市出身)は6月末、母校・吉田高校の学園祭にサプライズで登場し、凱旋ライブを行いました。
ライブ後に行ったロングインタビューで、高校時代の思い出や恋愛事情などを赤裸々に語ってくれました。
■原点は「同級生にちやほやされたい」
ーー母校で歌を披露した感想は?
かやゆー:遠くのライブハウスに行っても、どんだけでかいドームとかを埋めても、多分同級生からしたら音楽やってたりしなかったら、「それってどんぐらい売れてんの?」って分かんないじゃないですか。でも、母校に帰ってきてライブやったとか富士山ホールを埋めたってなったら、「あ、あいつそんなとこ埋めたんだ」って。やっぱそれが1番実感できると思うから。そういうとこに 出たいなっていう思いがありました。いろんなフェスとかでっかいライブハウスとか出れるのは嬉しいけど、ちっちゃい場所でも自分のゆかりのある方が思い入れもありますし。やっぱり1番は、音楽始めたきっかけもそうなんですけど、同級生にちやほやされたいってのがきっかけだったんで。
■部活はボート部 自転車で富士山一周も
ーー高校時代の思い出は?
かやゆー:ボート部だったんで、河口湖とかよく行きました。俺は毎朝、朝練があったからチャリで1回河口湖まで行って、そこから学校に行ってたなとか思い出したり。 チャリで富士山一周もしました。あと沼津にもチャリで行ったりとか、自転車で友達とかとサイクリングしに行ったとかは結構思い出だったりしますね。僕はもう悪ガキで、ただのいたずらっ子で勉強はせずって感じでした。スポーツ推薦で先に大学が決まってたんですけど。みんながめっちゃ勉強してる中、俺はもう大学決まってたんでボート部の部室の前でギターを ずっと弾いていて。「あいつうぜえな」って多分思われていたよね 。
■吉田のうどん「地元帰ったら毎回行く」
ーーよく行っていたお店は?
かやゆー:食にはマジ興味なかったんで。でも、(富士吉田市の)ガキ大将ラーメンが僕は好きです。よく学校帰りに行っていました。担々麺みたいのがあってゴマを自分でするんですけど、 自分で手作業でなんかちょっと一味加えるっていうその料理が結構好きで。なんか特別感があるから。吉田のうどんはもちろん好きで、地元帰ったら毎回行きます。(好きな店は)ふもと屋です。めっちゃあそこ好きなんですよね。結構広いから回転率もめっちゃいいですし、味もうまいからあそこが1番いいんですよね。僕は肉大(肉うどん)を頼んで、家族とかで行くと冷やしを1個頼んで家族で分けてました。あと大根の酢漬け。あれめっちゃうまいんすよね。うどん食う前もおいしいんですけど、うどん食った後に食うとなんかよりうまく感じるんですよね。
■学園祭ミュージカルで主役務めるも…
ーーよく行っていた場所は?
かやゆー:ボート部の1個上の先輩がスケートがめっちゃ好きで、俺もその流れで。その1個上の先輩とずっと遊んでたんで、よく冬は富士急(ハイランド)のスケートリンクに行って。マイシューズを持って年パスを買って。放課後、それこそ毎日のように行って、スケートをめっちゃしてましたね。
ーースポーツは得意?
かやゆー:結構なんでもだいたい。バスケ以外はできるタイプです。学園祭でディズニーのハイスクールミュージカルをやった時、主役をやったんですけど。その主人公がバスケットボールめっちゃ上手い役だったから、一瞬バスケをやるシーンがあったんすけど。歌もなんとなく上手く歌えて演技もなんとなくできたんですけど、唯一バスケットボールのシーンだけちょっと下手くそで。かっこつけられなかったってのが悔しかったです。
■まったくモテず…彼女できなかった
ーー高校時代の恋愛は?
かやゆー:高校時代は悪ガキプラス、ほんとに性格が悪かったんで。その性格を知られてない先輩とか後輩にはちょっとかっこいいみたいにちやほやされるんですけど、同級生にはまったくモテなかったんで。高校時代、彼女はできたことはなかったですね。高校3年生の時に好きな女の子を河口湖の湖上祭(花火大会)に誘ったんですよ。告白ではなく、“一緒に行こうよ”みたいな感じで言ったら、その女の子が「勘違いされちゃうじゃん」みたいに言ってきて。「別にそれでもいいよ」って言ったら、「私は困る」って言われて、終わりましたね。湖上祭ってここ(富士北麓地域)で言うと、もう大イベントじゃないですか。それこそ1番のデートスポット、夏のデートスポットみたいな 感じなのに振られて、行けませんでしたね。
ーー意外とほろ苦い高校生活?
かやゆー:そうですね。全然実ることはなかったっすね。やっぱりだいたい、大学からの話が自分の曲には出てるかなと思いますね。自分が体験したこととかじゃないとイメージがつかないんで。もう最近は、たまたまギター弾いてたら自分が体験したこととか、接した相手がこう思ってんのかなっていうことがふと浮かんできて、歌詞になってくってことしかないですね。実体験8割ぐらいで作ってます。
■“案外、何とかなるんだよ”って言いたい
ーー後輩たちにメッセージを
かやゆー:それこそ、(母校の)吉田高校で言うと、だいたいみんな勉強して大学に行くっていう流れだと思うんですけど。俺も周りがそうするから、親が言うからってそのコースをいったん進みましたけど、 やっぱり勉強は嫌いだったんで。勉強を逃げて、音楽に逃げて。別に音楽をしたいわけでもなくバンドマンになりたいわけでもなく、ちょっとちやほやされたいからで。そんな軽い気持ちで音楽に逃げたけど、その先でいろんなことがいい方向に転んで、いいようになったってことがあるんで。やっぱり先生は“勉強しなさい”って言うだろうけど、こういう僕だからこそ言えるのはマジで勉強が全てじゃないし。 もちろん勉強すれば選択肢は広がりますけど、好きなことをやっていい方向に転ぶのが1番だと思うから、“案外、何とかなるんだよ”って言いたいですね。まあ、好きなことをやりつつ、炎上しないように頑張ってもらえばいいなとは思いますね。