新米販売価格 前年同月比1.5倍近くに 農水省が発表
農林水産省は、新米の販売価格が去年より1.5倍近く高くなったと発表しました。
農水省は29日、9月末時点の新米の販売価格が、小売り業者向けで去年の同じ月と比べて1.5倍近く高くなったと発表しました。
買い取り価格の目安となる「概算金」が生産コストの上昇で例年より高かったことに加え、品薄の影響で価格の上乗せが起きたことが要因だとしています。
また、最も形や見た目の評価が高い「1等米」の比率は、猛暑と水不足の影響を受けた去年より17.7ポイント高い、77.3%でした。過去5年の平均の73.2%と比べてもやや高い数値となりました。
農水省は、ことしは猛暑でも水不足ではなかったことや、高温に強い品種の導入が各地で進んだことなどが影響したとしています。