輸入小麦の売り渡し価格 4月から0.6%引き下げ 農林水産省
農林水産省は製粉メーカーなどに売り渡す輸入小麦の価格を4月から0.6%引き下げると発表しました。
2期連続の引き下げになります。
農林水産省は7日、政府が買い付けた輸入小麦を製粉メーカーなどに売り渡す価格を4月から0.6%引き下げ、1トンあたり6万7810円にすると発表しました。
国内で消費される小麦のおよそ8割以上は輸入小麦で政府が一括で買い取り製粉メーカーなどに売り渡しています。
売り渡し価格は4月と10月に見直され、去年4月まではウクライナ侵攻などの影響で高騰していましたが、10月には小麦の国際価格が落ち着きをみせ3年ぶりに値下げされました。
売り渡し価格が2期連続で引き下げられるのは4年半ぶりですが、農水省は他の原材料や人件費などが高騰していることからパンやうどんなどの価格にどの程度反映されるかは不透明だということです。