「新米が十分でなくコメが高値で取引」指摘も 品薄続く…農水省で販売状況など意見交換
スーパーなどでコメの品薄が続く中、農林水産省ではコメの販売状況などについて話し合う会議が行われました。
4日の会議には、コメの生産者や卸売り業者などが参加しました。
会議では農水省から、先月19日から25日の一週間のスーパーでのコメの販売量が、去年の同じ時期と比べて1.5倍になったことが報告されましたが、全体の需給については「ひっ迫している状況にはない」としています。
一方、出席者からは、「新米の出回りがまだ十分ではなく、コメが高値で取引されている」との指摘がありました。
木徳神糧米穀事業本部 今野稔副本部長「昨年の倍くらいの価格になっているが、それは我々が望んでいる価格ではないし、もう少し下がった価格でないと買い切れないと思う」
むらせ米穀事業部商品部 藤本佳部長「今、異常な事態だというふうに認識しています。まもなく2週間くらいすれば、店頭には新米が並んでくるというような形になってくる。もうしばらくお待ちいただきたい」
出席者からは、今年は新米が早く出回り、需要も高いことから、来年の同じ時期に再びコメが不足しないよう、「計画的な販売に努めたい」との声も聞かれました。