オミクロン株による感染が拡大する中、政府はコロナ対策を強化するため「基本的対処方針」を改定しました。

山際新型コロナ対策相「強い緊張感を持って状況把握に努めるとともに自治体や専門家の皆様と連携し機動的かつスピード感を持って対応してまいります」

新たな対処方針では、都道府県知事の判断で、感染対策がとられている認証店にも酒類の提供停止を要請できるようにします。

またイベントなどに集まる全ての人に検査を求める「対象者全員検査」が新たに追加されました。

飲食店の利用やイベント参加の際にワクチンを打った人でも新たに検査を求めるもので、どういう場合に適用するかは各都道府県の判断となります。

これまでワクチン接種歴や検査結果を提示すれば入場制限が緩和される「ワクチン・検査パッケージ制度」が利用されていましたが、感染対策を強化する別の手段として、新たに追加されたものです。

オミクロン株はワクチンを接種していてもブレークスルー感染する可能性が高いことから、こうした仕組みの導入により感染対策と社会経済活動の両立をはかる狙いです。