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尾身会長“人数制限が対策のキーワード”

2022年1月19日 12:08
尾身会長“人数制限が対策のキーワード”

政府は東京など1都12県について、まん延防止等重点措置を適用することを専門家らに諮り、19日午前、了承されました。

今回の分科会で議論の焦点は、オミクロン株の特性にあわせた対策をいかに早く打つか、でした。

新型コロナ対策分科会 尾身茂会長「今までやってきたようなことをそのまま踏襲することではなく、オミクロン株の特徴にふさわしい、効果的メリハリのついた対策を打つ必要があるのではないか」

政府は新型コロナウイルスのオミクロン株の爆発的な感染拡大を受けて、東京・埼玉・千葉・神奈川・群馬・愛知・岐阜・三重・香川・新潟・長崎・熊本・宮崎の1都12県について、まん延防止等重点措置を適用する方針を諮り、了承されました。期間は、21日から来月13日までとする方針です。

また、飲食やイベントなどの制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」は、2回の接種をすませていても感染するケースが多いことから当面停止することを原則としていますが、知事の判断で利用することを可能とする方針も諮り、了承されました。

尾身会長は、オミクロン株の特性から「人数制限」が対策のキーワードだとして、大人数での会食などリスクが高いところに集中して対策を講じるべきだと述べました。

また、無料検査については、検査の需要が増えていることから、症状のある人に特化して行うべきだとの意見も出ていて、引き続き検討するということです。

経済活動と両立しながら、いかに感染を減らしていくか、オミクロン株の特徴に即したスピード感のある対応が求められています。