100年級の歴史に幕…消えゆく「牛乳びん」 そのワケは? オロナミンCは継続、ラムネびんは需要増【#みんなのギモン】

そこで今回の#みんなのギモンでは、「牛乳びん終了も…なぜ?」をテーマに解説します。
猪子華・日本テレビ社会部記者
「乳業メーカーの明治は25日、一部のびん入りの牛乳の販売を終了することを発表しました。びん牛乳というと給食などでおなじみだと思いますが、乳業メーカーでは今、販売終了が相次いでいます」
「明治が3月末に販売を終了するのは、1928年から約100年にわたって販売を続けていた『明治牛乳』や『明治コーヒー』など4つの商品です」
「また森永乳業は去年、宅配向けの牛乳など7つのびん商品の販売を終了しました。こちらも長い歴史があり、1929年から販売を続けていたそうです」
「小岩井乳業は、一部の商品を2021年に販売終了。これも明治時代から販売を続けていたと言われているそうです。びん入りの牛乳の思い出はありますか?」
桐谷美玲キャスター
「小学校の時の給食がびんの牛乳だったので、ふたを開けるのが大変でした。飛んでしまったりした思い出があります」
森圭介アナウンサー
「上だけめくれちゃって…。懐かしいですね」
猪子記者
「なぜ今、販売を終了するのか。明治は主な理由として、需要が低迷していることや、びんの製造も少なくなって安定的に調達することが難しくなっていることを挙げます」
「森永乳業によると、客のびん返却の手間を減らすことや、びんを洗浄・乾燥するなど再利用には大規模な設備が必要なこと、人件費がかかることへのコストの見直しなどが理由です。小岩井乳業は消費低迷のため販売を終了したということです」
森アナウンサー
「宅配だと宅配網を知っているというメリットは大きいと思いますが、どうしてもそのコストと見合わずにやむなく、ということなんですね」