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水産庁職員3人、鯨肉受け取る 懲戒処分に

2010年12月22日 21:57

 調査捕鯨船に乗っていた水産庁の職員3人が、鯨肉を土産として受け取っていたことがわかり、3人は懲戒処分を受けた。

 水産庁は22日、00年から04年の間に行われた調査捕鯨の際、捕鯨を監督するために乗船していた職員3人が、調査船を運航する会社から鯨肉を土産として受け取っていたことを明らかにした。3人は水産庁の調査に対し、調査捕鯨から帰国した後、まもなく自宅に宅配便で届けられる方法で鯨肉を受け取ったと話しているという。このうち、00年から01年の調査捕鯨に参加した職員は、約6キロ(市場価格で約6万3000円相当)のベーコンや赤身などの鯨肉を受け取っていた。

 水産庁は、国家公務員倫理規程に違反したとして、3人を戒告の懲戒処分にした。