北西太平洋での調査捕鯨終え帰港 下関市
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北西太平洋での調査捕鯨のため5月に出航したキャッチャーボートが山口県下関市に帰港した。
下関市のドックに戻ってきたのはキャッチャーボートの「勇新丸」と「第二勇新丸」。2隻は、5月に下関市から出航し、北西太平洋の海域で調査捕鯨を行ってきた。調査捕鯨をめぐっては、今年3月、国際司法裁判所が今のやり方での南極海調査捕鯨の中止を命じる判決を言い渡したことから、今回、北西太平洋の調査は、捕獲するクジラの数や種類を限定するなど計画を縮小して実施した。その結果、今回は、縮小後の計画通りイワシクジラ90頭、ニタリクジラ25頭を捕獲したという。
15日からはスロベニアでIWC(=国際捕鯨委員会)の総会が開かれることになっていて、日本側はこの会議の中で南極海での調査捕鯨継続を表明する予定で、国際司法裁判所の判決に沿った新たな調査計画を今後策定し提出することにしている。