東日本大地震の被災地と東京など関東圏でガソリンなどの燃料が不足している問題で、海江田経産相は１９日夜、緊急対策が進んでいることを強調した上で「あと数日かかる。お待ちいただきたい」と述べた。

　海江田経産相は、ガソリンスタンドにガソリンを運ぶためのタンクローリー１２０台をすでに東北地方に投入したこと、震災前の東北地方の一日当たりの需要量３万８０００キロリットルの供給力をほぼ確保できる見通しになったことを、会見で明らかにした。福島県が要請していたガソリン６００キロリットルについても、すでにメドが立っているという。

　被災地にガソリンが行き渡り始める時期については、「あと数日かかる。今しばらくお待ちいただきたい」と述べた。

　一方、関東圏は、３連休中に西日本の精油所の在庫約４万キロリットルが送られる見込みで、来週後半頃には供給不足はほぼ解消する見込み。