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「日本食」の世界無形遺産登録目指し検討会

2011年7月5日 14:24
「日本食」の世界無形遺産登録目指し検討会

 農水省は5日、「日本の食文化」がユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の世界無形遺産に登録されることを目指し、検討会を開催した。

 第1回の検討会には、京都の料亭のオーナーなど日本食文化に詳しい各界の代表者らが出席した。

 世界無形遺産は、無形文化遺産保護条約に基づき、形にならない社会的習慣や祭礼行事などを対象に、ユネスコが審査・登録を行っている。現在、日本からは「歌舞伎」など18件の伝統芸能などが登録されているほか、去年、食文化として初めてフランス料理などが登録された。

 農水省は、日本食文化の無形遺産への登録によって、福島第一原発事故によって安全性への不安が広がっている日本の農林水産物の信頼を回復させ、観光や輸出を促進したい考え。