損保ジャパン、40万件以上の顧客情報紛失
損害保険大手「損保ジャパン」は21日、40万件以上の顧客情報を紛失したと発表した。
紛失したのは東京・西東京市の事務本部ビルに保管していたCD-ROM2枚で、ビル内で誤って破棄した可能性が高いという。CD-ROMには、05年から11年にかけて積み立て型保険の満期返戻金などを支払った契約計40万6632件の顧客情報が入っていたという。顧客情報は契約者名や口座番号などで、住所や電話番号などの連絡先は入っていない。
損保ジャパンによると、CD-ROMは外部での読み取りは不可能で、接触する可能性のあった社員のメール送信履歴などを調べた結果、社外流出の可能性は低く、不正に使用された事実は確認されていない。