年金情報CD-ROM廃棄されてない可能性
日本年金機構から個人情報が流出した問題で、職員が個人情報を入れて作業していたCD-ROMが廃棄されていない可能性があることが分かり、情報管理のずさんさがまた明らかになった。
日本年金機構・水島藤一郎理事長「廃棄とルールになっているのにもかかわらず、廃棄ができていないもの(CD-ROM)があるかもしれないということでございます」
日本年金機構では、職員が個人情報を使った作業をする場合、年金額など重要な情報が入る基幹サーバーから、必要な情報のみをCD-ROMにコピーして職員のパソコンで作業することが認められていたが、規定では情報漏えいを防ぐために作業後にCD-ROMを廃棄することになっていた。しかし、そのCD-ROMが廃棄されていない可能性があることが分かった。
日本年金機構は、9日付で職員に対し、廃棄の徹底を指示したとしている。日本年金機構を巡っては、個人情報のファイルに必要なアクセス制限やパスワード設定がほとんどされていないなど、情報管理のずさんさが指摘されていた。