去年の倒産件数、前年比35.1%増 コロナ禍終了も…業績回復できない企業“脱落”の現状が浮き彫りに
去年1年間の全国の企業の倒産件数が、前の年より3割以上増えたことがわかりました。
東京商工リサーチが発表した去年1年間の全国の企業の倒産件数は8690件となり、前の年から35.1%増加しました。バブル期後の1992年以来の高い増加率です。
新型コロナウイルスに関連した倒産は前年から4割近く増え、コロナ禍で中小企業向けに導入された、無利子・無担保のいわゆる「ゼロゼロ融資」を利用した企業の倒産件数は631件となりました。
コロナ禍が終わっても業績を回復できない企業が「脱落」していく現状が浮き彫りになった形です。