新興国成長が世界経済をけん引~全銀協会長
全国銀行協会・佐藤康博会長が14日、任期中、最後の記者会見を行った。
佐藤会長は「おそらく今後5年後、あるいは10年後に振り返ってみれば、2012年が世界経済の大きな転換点であったかもしれないと言われるかもしれない、そういう一年だったのでは」と述べ、この一年は世界の需要構造が大きく変化し、新興国の持続的な成長が世界経済をけん引する状況になったとの認識を示した。
その上で、今、世界各国で行われている金融緩和政策が進み、相互依存が深まっていくと、今後、世界的な金融市場のかく乱要因になりうると警戒感を示した。
4月1日からは、佐藤会長の後任として、「三井住友銀行」國部毅頭取が会長に就任する予定。