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NYダウ 早期利上げ警戒感で100ドル安

2014年9月10日 7:15

 9日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は早期の利上げへの警戒感から100ドル近く値を下げて取引を終えた。

 9日は、まず、アメリカの労働市場に関し、求人件数や新規労働者数などが改善したことを受け、早期の利上げが行われるのではとの警戒感が高まった。アメリカの金融政策を決定する来週のFOMC(=連邦公開市場委員会)で、量的緩和終了後の利上げに向け何らかの方針が示されるとの観測が強まり、9日は売りが優勢となった。

 また9日に、スマートフォン「iPhone6」や腕時計型端末を発表したアップルだが、発表直後には買いが入ったものの、最終的には株価を下げた。市場関係者によると「発表の内容が事前の予想通りだったことや、時計型端末の発売が来年にずれ込んだことが売りの要因となった」という。

 結局、ダウ平均株価は前日比97ドル55セント安い、1万7013ドル87セントで取引を終えた。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は40ポイント下げ、4552.29で取引を終えている。