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東電、社内カンパニー制を導入

2013年4月1日 22:20
東電、社内カンパニー制を導入

 「東京電力」は1日、経営の再建に向けて社内カンパニー制を柱とする新たな事業運営方針を発表した。

 東電は、1日から将来の発送電分離をにらみ社内を発電、送電、小売りの3つの部門に分けるカンパニー制を導入した。本店から現場まで一貫した体制にすることで、責任やコスト意識の明確化を目指している。

 広瀬直己社長は会見で、今後の事業について、「柏崎刈羽原発(新潟県)が稼働しないのは、収支に影響するが、黒字化に向けてありとあらゆる手段をとる」と決意を語った。

 また、電気料金の値上げについては、「去年実施して迷惑をかけたので、できる限りこの手段は使いたくない」と述べた。