空間の放射線量と個人の被ばく線量、関係は
18日、福島第一原発周辺の空間の放射線量と、個人の被ばく線量との関係を調べた調査結果が公表され、空間線量の7割が個人の被ばく線量と推定されるとの結果が示された。
調査は、去年8月と9月に福島県の田村市、川内村、飯舘村の28地域を対象に行われ、空間の放射線量や調査員などが個人の被ばく線量を測定し、関係性を分析した。
この結果、標準的な成人男性の場合、個人の被ばく線量は空間線量の7割だと推定される事が分かったという。また、生活パターンでは、より外に長くいる人の方が被ばく線量は高くなるという事で、空間線量と生活パターンの仮定により個人の年間の被ばく線量の推定ができるという。政府はこの結果を、被ばく線量の軽減などに生かしていく方針。