TPP首席交渉官会合がベトナムで開幕
TPP(=環太平洋経済連携協定)の首席交渉官会合が12日、ベトナム・ホーチミンで始まった。
先月の日米首脳会談後、初となるTPP交渉参加12か国の首席交渉官会合が12日、始まった。会合ではTPP交渉の妥結に向けて、課題が残っている国有企業の優遇規制や、新薬の特許期間をめぐりアメリカと新興国の間で溝がある「知的財産」分野のルール作りなどを中心に、協議が行われる予定。
鶴岡首席交渉官「最終的な取りまとめに向かって、今回のホーチミン会合において、大きな成果が出ることを私どもは期待しているし、日本としても精力的に、今回、交渉に臨みたい」
しかし、焦点となっている農産品重要5項目の関税などをめぐる日米協議は、今回の会合中は行われない見通しで、19日からのシンガポールの閣僚会合で大筋合意ができるのか、不透明な状況となっている。