キャベツが高い! 葉物野菜の価格高騰いつまで 広島
葉物野菜の価格高騰が止まりません。特に値上がりしているのがキャベツです。現状を取材しました。
「お買い得商品が並ぶ店頭ですがキャベツ1玉380円です。
高騰していますというメッセージからも価格をあげざるを得ない店側の心苦しさも感じます」
手頃な価格を求めて遠方からも客が訪れる広島市内のスーパーでも野菜の値段が高くなっています。
特に夏の高温障害により生産が減っているのがキャベツです。
■たかもり 野菜担当 砂田 真一 さん
「九州のキャベツの入荷がなくて北の方から引っ張って来るので取り合いになって相場が上がっている。高くても199円で販売していたので」
また、白菜は例年のおよそ2倍、白ネギも1.5倍など鍋野菜の値段も上がっています。
■男性客
「水炊きとかするけど回数が少なくなる。どうしても大変。」
庄原市川北町のキャベツ農場。
主に広島県内の加工業者やお好み焼き店に納めています。
夏の猛暑と水不足の影響でキャベツの収穫量が例年に比べ大幅に落ちているといいます。
■vegeta 谷口浩一社長
「夏が暑かったので植えてもキャベツ自体が土に付かないという状況で半分ぐらいが残る感じで非常に作りにくい夏でした」
この農場では、今後1~2週間ほどで収穫量が例年並みまで戻ると見込んでいます。
そのキャベツをたっぷりと使うのが広島を代表するグルメ、お好み焼きです。
■広島お好み村組合 豊田典正 理事長
「お好み焼きだと160~170グラムのキャベツを入れる。値段が3倍あまりになるのはないことですね」
それでも、量を減らしたり、値段をあげたりすることは考えていないと言います。
■豊田理事長
「高い時にボリュームあるものを出すと(お客は)喜ぶ」
Q.また来ようと思いますよね
「そういうことです」
急な冷え込みで温かい鍋料理やお好み焼きが恋しくなりますが、野菜の価格高騰という冷たい風が懐に吹き付けています。
【2024年11月19日放送】