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金融庁・井藤新長官“投資は長い目線で” 単独インタビュー

2024年8月7日 20:23
金融庁・井藤新長官“投資は長い目線で” 単独インタビュー

株価が乱高下する中、金融庁の井藤英樹新長官が7月の就任後初めての単独インタビューに応じ、投資に対して「長い目線を持って取り組んでほしい」と話しました。

井藤英樹新長官
「新NISAを導入して、これまでも非常に多くの方々に口座も新たに開いていただきましたし、投資額も増えてきているということで、かなり手応えは感じています。ただ昨今、相場の変動等もありますけれど、長期・積立・分散投資とありますので、投資と向き合う際に一定程度、長い目線を持ってぜひ取り組んでいただければと思います」

今年から始まった新しい投資非課税制度、いわゆる新NISAの導入に尽力してきた井藤長官。株価が乱高下する中、株への投資を行っている人たちに向けて、「株式相場の短期的な変動に一喜一憂せず、コツコツと積立投資に向き合うことが資産形成では重要だ」と話しました。

また、企業が持続的な成長を目指し、経営の透明性や公平性を確保する「コーポレートガバナンス改革」進めていることなどを踏まえ、日本経済は今後も成長していくとの考えを示しました。

株価については、「ある程度の時間軸を持てば、より日本経済の実態に近いところに収斂していく」とみています。

井藤英樹新長官
「より良い資産運用と国民の資金形成を通じて、金融庁の目的としては国民の厚生の増大というふうに言ってますけれども、より生活水準とか幸せとか、そういったものを上げられるように寄与していきたい」