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政治と二人三脚…経団連の夏季フォーラム

2014年7月25日 0:11
政治と二人三脚…経団連の夏季フォーラム

 経団連は榊原定征会長が就任してから初めての夏季フォーラムを行った。今回は、異例の東京での開催となった。

 経団連の夏季フォーラムでは、大手企業のトップらが参加し、意見交換を行った。通常は、軽井沢で行っているが今回は、25日に中南米に出発する首相に経団連も同行することから、東京での開催となった。政権との距離を縮める榊原新会長のカラーが反映された格好。

 経団連・榊原会長「政治と経済が距離をおいてお互いにけん制しあう時期ではなくて、この時期は政治と経済が二人三脚で、手を携えて新しい日本を作っていく時期」

 参加した企業トップらに、政権との連携強化について意見を聞いた。

 清水建設・宮本洋一社長「距離が縮まってものすごく良いこと。産業界が元気になるためには、政治側でもきちんとやってもらわなければいけない」

 三井不動産・岩沙弘道会長「中国をはじめ、いろんなところ、やはり国と経済が一体になって展開しているので、まさに政経官が力を合わせて」

 三菱重工業・大宮英明会長「国がいろんな政策を出して、それがいろいろ成功してきているんだろうと思う。日本経済を成長にのせていく一つの大きな力となりうるのが経済界。そこはしっかりやっていきたいと思う」

 トヨタ自動車・内山田竹志会長「政策の取り組みとわれわれ経済界の要望なり取り組みが、非常にかみ合いが良くなっている。成果をどう出すかというところにきています。若干、時間的なズレは産業界の対応とかであるかもしれないが、確実に成果が出てきて、日本が成長する役に立つのではないかと」

 経団連では、政治献金の復活についても、年内に結論を出す方針。