大手企業基本給 前年度比で月8235円増
大手企業の基本給が前年度に比べて平均で8235円の増加となったことが経団連の集計でわかった。2年連続で2%を超える上昇となった。
経団連が行った大手上場企業116社の春闘の妥結額の集計の結果、基本給は前年度に比べて月8235円増え、2.52%のアップとなった。8000円を超えるのは、1998年以来、17年ぶり。これには年齢などに応じて給与が上がる「定期昇給分」が含まれ、ベースアップは推定で0.6%程度とみられる。
ほとんどのところが、昨年度よりも多く増額したということで、経団連では、企業経営者がデフレ脱却に向けた社会的な要請を受けて決断した結果だとみている。