×

地域経済報告 東北地域の景気判断引き下げ

2014年10月20日 21:31
地域経済報告 東北地域の景気判断引き下げ

 日銀が発表した10月の「地域経済報告」で、全国9つの地域のうち東北地域の景気判断が引き下げられた。一部の地域で景気判断が下方修正されるのは、去年1月以来、1年9か月ぶり。

 日銀は、10月の「地域経済報告」いわゆる「さくらリポート」で、全国9つの地域のうち8つの地域について、前回7月の景気判断を据え置いた。東北地域については、7月の「回復を続けている」という見方から、「緩やかに回復している」という見方に変更し、景気判断を引き下げた。

 今回の報告で「個人消費」については、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が、ほとんどの地域で「全体として和らいできている」と確認された。しかし、企業の「生産」については、東北など4つの地域で判断を引き下げている。

 一方、「雇用・所得動向」については、多くの地域から「改善している」という報告がされている。