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東電、3社と送配電提携へ コスト削減狙う

2015年2月5日 22:39
東電、3社と送配電提携へ コスト削減狙う

 東京電力は、中部電力・東北電力・北海道電力と送配電の部門で提携する方針を固めた。電柱や電線を共同で調達することで大幅なコスト削減をねらう。

 東京電力は中部電力など3社と来年度から電柱や電線などのインフラを共同で調達するなど、送配電部門で提携する方針を固めた。東電が来週提示する総合特別事業計画の骨子に盛り込まれる。

 これまで各社が個別に発注してきた部品や工事の発注で提携することでコストを大きく抑えられるとみられ、東京電力だけでも数百億円のコスト削減を見込んでいる。これは電力料金の引き下げにつながるほか、送電網を共同運営すれば再生エネルギーで発電した電力を送電する仕組みが一段強化されるという期待がある。また電力の小売り自由化の中、送電網の効率化で送電線の利用料が安くなれば、企業の電力販売への参入の後押しとなりそうだ。