日野自動車 排出ガスと燃費の試験で“不正”
トヨタグループの日野自動車が、排出ガスと燃費の試験で不正行為があったと発表しました。
不正行為があったのは、日野自動車が生産するトラックやバスのエンジンの排出ガスと燃費のデータです。
認証試験の際、国で定められた基準を満たすため、排ガス浄化装置の耐久試験の途中で別の部品に取りかえたり、燃費の測定機器の設定をかえたりして、数値を工作していたことなどが確認されました。
日野自動車は、対象のエンジン3機種を搭載しているトラックやバスの出荷を停止しました。
不正行為は少なくとも2016年ごろから行われていて、今後、外部の第三者による調査も進めるとしています。
日野自動車の不正を受け国土交通省は、大型トラックやバスの生産や販売をしているトヨタ自動車や日産自動車など7社に対し、同様の不正がないか来月8日までに報告するよう指示しました。