×

JA全中の会長選 候補者2人が所信表明

2015年6月23日 15:07

 JA全中(=全国農業協同組合中央会)の万歳章会長の辞任に伴って行われる会長選で、立候補している候補者2人の所信表明が23日に行われた。

 会長選に立候補しているのは、JA三重中央会の奥野長衛会長と、JA全中の中家徹副会長の2人。所信表明で奥野氏は、自己改革が求められているJAについて、「自己改革が自分たちの力でできるか疑念がある。今のシステムで対応できるのか」と述べて、全中をピラミッドの頂点とする現状の体制を批判した。

 一方、中家氏は組織基盤の強化が大事だとした上で、「いかにして組合員のメリットを出すか。なくてはならない、どうしても必要な組織にしていく」と述べて、JAの組織の再生を訴えた。

 新しい会長は全国の代議員による投票によって決められ、開票は来月2日の予定。