JA全中会長、組合の評価ある新会長が重要
JA全中(=全国農業協同組合中央会)の万歳章会長は4日、会見を行い、自身の辞任に伴う会長選について、組合員から評価される新会長が選ばれることが重要だとの認識を示した。
次期会長選の候補者受け付けが4日に始まり、JA三重中央会の奥野長衛会長と、JA全中の中家徹副会長が立候補した。このことについて、万歳会長は「JAが自己改革を進めるなか、組合員から評価される方が選ばれるのが大事」「透明性のあるなかでやっていただきたい」と述べて、会長選が選挙戦となることを容認する姿勢を示した。会長選は今月16日に立候補者の受け付けが締め切られ、来月2日には代議員による投票で次の会長が決まる予定。
また、TPP(=環太平洋連携協定)の交渉の進展については、アメリカの下院でTPA(=大統領貿易促進権限法案)が審議・可決されるのが前提だとした上で、日本政府にき然とした交渉姿勢を貫くよう求めた。