TPP“最後の閣僚会合”あすスタート
合意を目指してアメリカのハワイで行われるTPP(=環太平洋経済連携協定)の閣僚会合は、日本時間の29日早朝、4日間の日程で始まる。最後の閣僚会合となるのか注目されている。
現地入りした甘利経済再生相は、改めて今回を最後の閣僚会合にしたいと述べ、今回の交渉で合意したい考えを示した。しかし、アメリカと新興国の間で対立が続く新薬の保護期間など知的財産分野については「相当難航している」と述べるなど、協議の難しさもにじませている。
一方、TPPの交渉を見守るため日本からは関係者が次々と現地入りしている。
北海道・荒川裕生副知事「北海道は5品目全てに関わっておりまして、米も主要な品目ですから、今後の需給だとか価格だとか、そういったものにどういう影響あるのか、非常に注視しております」
西川公也前農水相「どうあっても、日本の農業に傷まないように最後まで粘っていきたいと思います」
日本時間の29日には甘利経済再生相とアメリカのフロマン通商代表との2国間協議も行われる予定で、まずは日米間の課題を解決しTPP全体の合意につなげられるのかが焦点となっている。