東京証券取引所は１０日、日本郵政株式会社と傘下の子会社、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の３社の上場を承認した。

　上場の承認を受けて、日本郵政は、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険とともに、１１月４日に東京証券取引所に上場すると発表した。３社の株式の売り出し価格は、まず１０月１９日にゆうちょ銀行とかんぽ生命保険が決まり、日本郵政の売り出し価格は１０月２６日に決まるという。上場日には、３社の社長による記者会見が行われる予定。

　また、３社の今年度の業績予想がはじめて発表された。

　日本郵政は前の期に比べて約２３％マイナスの３７００億円、ゆうちょ銀行はおよそ１３％マイナスの３２００億円を見込んでいる。かんぽ生命保険は、およそ３％増の８４０億円となっている。