×

絶品!“日本初上陸”のパン屋さん

2015年9月11日 13:36
絶品!“日本初上陸”のパン屋さん

 いま、海外のパン屋さんが次々と日本にやってきています。自分でつくるほどパンが大好きな酒井キャスターが、最近気になるパン屋さんをリサーチ。パリやオーストリアから初上陸のお店を取材しました。


【パリ発の“最高のパン屋さん”】
 まず、酒井キャスターが向かったおしゃれな建物は、東京・目黒区の自由が丘にある“リチュエル パー クリストフ・ヴァスール”。いい香りが漂う店内で笑顔とともに迎えてくれたのは、オーナーでパン職人のクリストフ・ヴァスールさんです。クリストフさんのお店は、フランスで2012年に“最高のパン屋さん”に選ばれるほどの実力。店内には、おいしそうなパンが並んでいますが、商品9種類のうち7種類が、クロワッサンの生地を使ったパンなんです。


【クオリティーの高さの秘密は“時間”】
 「クロワッサンはまさに芸術品」と言うクリストフさん。生地をこねる作業以外はすべて手作業で、発酵時間を含めると30時間以上かけるそうです。

 クリストフさん「味とクオリティーの高さの秘密は時間です。長時間かけることで、最高品質のものができます」

 こう語るクリストフさんがつくったクロワッサンは、生地の層が幾重にも重なっていてとてもおいしそうです。さっそくいただいてみると――

 酒井キャスター「外側がパリっとしていて、中がしっとりしていて、とてもおいしいです」


【海外初出店が日本のワケは?】
 また、カタツムリのような形の“エスカルゴ”は、この店の看板商品。クロワッサン生地に、素材とクリームを織り込んで焼き上げたものです。パリで一番人気のピスタチオを使ったものや、日本限定のマンゴーを使ったものなど全部で5種類あります。でも、初の出店がなぜ日本だったのでしょうか?クリストフさんはこう話します。

 クリストフさん「25年前に初めて日本に来たときに、日本が大好きになりました。日本人の美的感覚、繊細な作業はすばらしいです」

 日本人の細やかさや伝統を守る姿に、自分のパン作りの姿勢を重ね合わせているようです。


【“名門・ハプスブルク家御用達”のパン屋】
 続いて、東京・千代田区に9月5日にオープンしたばかりのオーストリアのパン屋さん“ホーフベッカライ エーデッガー・タックス神田万世橋店”へ。クラシカルで落ち着いた雰囲気のヨーロッパらしいお店です。創業は16世紀(1569年)と、400年以上の歴史があり、かつての名門・ハプスブルク家の御用達だったそうです。


【クロワッサンの原形“キプフェル”】
 色とりどりの具材の乗ったオープンサンドなど約30種類のパンが並ぶ中、気になったのが“キプフェル”という、いたってシンプルなパン。シェフの野澤さんによると――

 野澤さん「キプフェルがフランスに渡ってクロワッサンになったんです。クロワッサンの原形なんです」

 クロワッサンはフランス語、キプフェルはドイツ語で共に三日月の意味。薄い生地を丸めて作るのが特徴です。その味はというと、ふわっとしていて小麦の甘みがしっかりと出ています。食べやすくテーブルロールのような扱いで、日本人の口に合う仕上がりです。オーストリアでは、朝食からディナーまで食卓には欠かせないパンなのだそうです。


詳細情報はOha!4ホームページをご覧下さい
http://www.ntv.co.jp/oha4/research/75473.html