MRJ初の海外開発拠点 シアトルに開設
三菱航空機が、国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(=三菱リージョナルジェット)」の初めてとなる海外の開発拠点をアメリカに開設した。
MRJの開発拠点が造られたのはアメリカ北西部のシアトルで、ボーイングなどの航空関連企業が集まっていることを生かし、技術開発を進めたい考え。
三菱航空機・森本浩通社長「ここでの試験をいかに成功裏に進めるかが、極めて重要。ここにすべての知見のある方を結集して、一緒に働く」
MRJの開発は当初の想定より4年遅れているが、三菱航空機は初の飛行試験を早ければ来月に愛知県で行った後、2500時間に及ぶ飛行試験の大部分はアメリカで行うことにしている。150人のエンジニアが強度や構造に関するデータの解析を進め、1番機の2017年の納入を目指す。