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東洋ゴム“船舶・鉄道製品”でも性能改ざん

2015年10月14日 19:11
東洋ゴム“船舶・鉄道製品”でも性能改ざん

 基準に満たない免震ゴムを製造・販売していたことが問題になっている東洋ゴム工業が14日午後に会見し、新たに、船舶や鉄道の振動を軽減するゴム製品などでも性能数値を改ざんしていたと発表した。

 新たに不正が明らかになったのは、東洋ゴム工業が製造・販売する船舶や鉄道などの振動や騒音を軽減するための「防振ゴム」と呼ばれる製品。出荷する製品の性能数値を改ざんしたり、品質検査を実施したりすることなく、189種類の製品8万7000個余りを18社に販売していたとしている。

 東洋ゴム工業は、基準に満たない免震ゴムを全国の154棟に使用していた問題を受け、今年8月10日、国内外で製造する全ての製品で正規品が出荷されていたことを確認したとしていたが、その10日後に今回の問題が発覚したという。

 東洋ゴム工業は今後、全てのゴム材料をもう一度作製し、再現試験を行うなどして、他に不正がなかったか調査する方針。