茨城県の地方銀行・常陽銀行と栃木県の地銀・足利銀行を中心とする足利ホールディングスが、来年１０月をめどに経営統合することで基本合意した。

　常陽銀行は、茨城県で最大手の地方銀行で、足利銀行は、栃木県で最大手の地銀グループ。２つの銀行の資産総額は、今年３月末の時点で計算すると、１４兆９０００億円を超え、経営統合により国内３位の地銀グループが誕生する見込み。

　人口減少、少子高齢化で地方経済が縮小する懸念がある中で、統合により営業基盤を拡大したい考え。法人向け分野では、地元中小企業のビジネスマッチングやＭ＆Ａ、海外展開支援などで、両行の相乗効果を発揮していく構え。