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9月経常黒字1兆4684億円15か月連続

2015年11月10日 14:53

 海外とのモノやサービスなどの取引を示す今年9月の日本の経常収支は、原油価格の下落などを背景に黒字幅を拡大し、15か月連続の黒字となった。

 財務省によると、9月の経常収支のうち、貿易収支は原油価格が下落したことにより原油や液化天然ガス(=LNG)など燃料の輸入価格が大幅に減少したことなどから823億円の黒字となった。貿易収支が黒字となるのは3か月ぶり。

 また、海外からの旅行客が増え、旅行収支は9月として過去最大の黒字となっている。

 一方、企業の海外の子会社のもうけや配当金の受け取りなどを示す第一次所得収支は1兆6694億円の黒字だった。

 こうしたことから、9月の日本の経常収支は去年の9月に比べ約5割多い1兆4684億円の黒字となった。黒字は15か月連続。

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