海外とのモノやサービスなどの取引を示す今年度上半期の日本の経常収支は、１０兆円以上の黒字となった。

　財務省によると、今年４月から９月の日本の経常収支は１０兆３５５４億円の黒字となり、昨年同期比で２０．５％増えた。原油価格の大幅な下落により、貿易収支の輸入額が７兆円以上減少したことが主な要因。

　黒字が１０兆円を超えるのは、リーマンショック前の２００７年下半期以来、９年ぶり。また９月の経常収支は１兆８２１０億円で、２７か月連続の黒字となった。