GDP成長率 年率「-」→「+」3年ぶり
今年7月から9月のGDP(=国内総生産)の実質の成長率が、先月公表した速報値のマイナスからプラスへと上向きに修正された。
内閣府が発表した今年7月から9月のGDP成長率の改定値は、その前の3か月に比べて実質でプラス0.3%、年率に換算してプラス1%となった。先月公表した速報値からは、年率で1.8ポイント上向きに修正された。年率でマイナスがプラスに修正されたのは、約3年ぶり。
項目別では、企業の設備投資が、速報値のマイナス1.3%からプラス0.6%へ大きく数字を伸ばした。
業種別では、卸・小売業などが好調だった。一方、個人消費は、速報値のプラス0.5%から0.4%へ下向きに修正された。自動車の販売が減少したことが響いた。