8月消費者物価 2年4か月ぶりマイナスに
総務省統計局が25日朝に発表した消費者物価指数、先月8月分の「総合指数」は103.9で前の年の同じ月よりも0.2%上昇した。
品目別に見てみると、夏終わりの長雨の影響を受けたキャベツなどの「生鮮野菜」、外国人観光客が増えたため「宿泊料」などで値上がりが目立つ。
一方で、電気代、ガソリン、都市ガス代などの下落幅が広がったため、「生鮮食品を除く総合指数」の前年同月比が2年4か月ぶりにマイナスに転じた。
同時に発表された東京都区部の9月分速報値でも同じような傾向が見られ、エネルギー価格下落がデフレ脱却の足を引き留めていることが伺える。