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原油安で産油国が日米株売却か~専門家指摘

2016年1月12日 16:37
原油安で産油国が日米株売却か~専門家指摘

 株価の下落が止まらない。12日の東京株式市場で、日経平均株価は一時500円、値を下げた。東京証券取引所から東本由紀子記者が報告する。

 日経平均株価は年明けから6営業日連続で値を下げ、戦後最長を更新した。去年の年末が19033円。12日の終値は17218円。1800円以上も値下がりしている。

 その大きな理由が原油安だ。原油価格が1バレル=30ドル台と12年ぶりの水準にまで急落したことが影響している。原油価格が下落するとガソリンや灯油が安くなるなど、私たちの生活にいい影響が出ると考えられるが、世界経済の面で見ると悪い影響もある。

 複数の専門家は、私たちの取材に、「原油安で財政難となった産油国が日本やアメリカの株を売っている可能性が高い」と指摘している。

 さらに、中国経済の減速も引き続き懸念材料となっている。株価がいつまで下がるのか、依然、不安定な状況が続く。