2%程度賃上げを…“春闘”事実上スタート
経団連と連合が賃上げなどの方針を説明する「労使フォーラム」が開かれ、“春闘”が事実上スタートした。
経団連・榊原会長「賃金の引き上げにつなげていただくよう、最大限の努力をお願いしたい」
経団連・榊原会長は、収益が拡大した企業は「去年を上回る年収の引き上げ」を検討するよう求めた。企業が経済再生をけん引する必要があるとの考え。
ただ、月給の水準を引き上げるベースアップ(ベア)にはこだわらず、子育て世代に厚くするなど、戦略的な賃上げの検討を促している。
一方、労働側を代表する連合は、ベアを含めた「2%程度の賃上げ」を求めた。
連合・神津会長「収益が向上したところでも、ボーナスを上げればそれでいいんですか? それは私は違うと思います」
神津会長は、月給の上昇が重要との見解を示した。