１日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に値を上げ、終値は前日比５８円７５銭高の１万６０８５円５１銭だった。

　１日朝の東京株式市場では、前日のアメリカの株安や、外国為替市場で円相場が１ドル＝１１２円前半と前日に比べて円高・ドル安に傾いたことなどから、取引開始直後から売り注文が広がり、日経平均株価は値を下げた。午後は、中国の追加の金融緩和に好感し、内需関連銘柄に買い注文が入ったことから、日経平均株価は上昇に転じた。

　日本時間１日夜、アメリカの製造業に関する景況感指数が公表されるほか、今週は重要な経済指標の発表が続く。そうした内容を見極めようと、日経平均株価は上昇に転じたあとは、１万６０００円を挟んでもみ合う展開となった。

　東証１部の売買代金は概算で２兆１４８１億円、売買高は概算で２２億２４６３万株。