平均落札利回り初マイナス…10年もの国債
財務省が1日に行った、10年ものの国債の入札で平均落札利回りが初めてマイナスとなった。
利回りがマイナスとなったのは、1日に財務省が実施した、償還期限が2026年3月となる10年ものの国債。
今回入札が行われた国債は額面価格が100円で、これに加えて毎年0.1%の利息が付くため10年間保有した場合、合計101円が支払われる。しかし、今回行われた入札の落札平均価格はこれを上回る101円25銭となり、平均利回りはマイナス0.024%となった。
背景には大規模な金融緩和策で日銀による国債の買い入れが今後も続くため、金融機関が利ざやを見込んでいるとみられる。