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シスコにがごめ?東京で楽しむ“函館めし”

2016年3月10日 19:43
シスコにがごめ?東京で楽しむ“函館めし”

 3月26日、いよいよ北海道新幹線が開業。東京から函館まで最短4時間で行くことができるようになります。そこで、ぐっと近くなる函館のグルメを予習するために、東京で食べられる“函館めし”を玉木キャスターがリサーチしました!


■函館の“ソウルフード”
 まずは、“シスコライス”。いろんな具材がのっています。訪ねたのは日比谷にある洋食店“神田グリル 日比谷シャンテ店”。ハンバーグやオムライスなど、定番の洋食メニューに加え、函館めし・シスコライスが食べられるといいます。あつあつの鉄板の上にはガーリックピラフ。そこに、なんとミートソースがかかっています。その味はというと――

 「あ!ミートソースとガーリックバターライスあわせることが今までなかったので、すごく斬新な味。でも相性抜群でとってもおいしいです!」


■“シスコ”って何!?
 このシスコライス、函館では知らない人がいないほど有名なご当地めし。シスコライスは約40年前に、函館市にある“カリフォルニアベイビー”というお店で誕生しました。そこで、“シスコ”という言葉の意味を、カリフォルニアベイビーのオーナー・柴田さんに伺いました。

 「サンフランシスコに行っている時にですね、まあサンフランシスコで食べたライス…シスコライスということになっちゃったんです」

 柴田さんは、サンフランシスコで食べた“チリビーンズライス”に感動。それを日本人向けにミートソースに代えて出したところ、函館っ子に大人気となったのだとか。


■歴史に根付く洋食文化
 そんなシスコライスが函館に根付いたのには、ある理由もあったようです。函館商工会議所・地域振興課長の永澤さんはこう話してくれました。

 「函館はいち早く開港で開けた街ですから、洋食文化が早い時期から入り込んでいますよね」

 函館は横浜、長崎とともに、日本で最初の貿易港として開港。シスコライスの他にも、人気ハンバーガー店のチキンバーガーや、ピラフにステーキがのった“ステピ”と呼ばれる料理など、洋食メニューが函館のソウルフードとなっています。


■麺にツブツブ…その正体は?
 続いては、洋風ではなく港町ならではの“がごめラーメン”。東京では、JR浜松町駅近くにある“キャドック”で食べられます。普通のラーメンとの違いは、麺に練り込まれたツブツブ…その正体は“がごめ昆布”です。がごめ昆布とは、北海道南部の沿岸でとれる、ぬめりが強い昆布のこと。それを麺に練り込んだラーメンが、がごめラーメンです。こちらでは、さらに粉末のがごめ昆布をどんぶりに入れ、鶏白湯とカツオだしのダブルスープと合わせていました。とろみがあって、コクの深いスープに仕上がっています。


■女性人気のヒミツ
 今、函館ではこのがごめラーメンを出すお店が増え、そのヘルシーさが女性客に人気なのだとか。こちらのカフェでは、シメにご飯を入れチーズをかけてリゾット風に。とろみも女性好みです。いただいてみると――

 「あ~おいしい~!かけたチーズのコクとかもあって、今までに食べたこともないような」

 最後に、キャドックの代表取締役・清時さんと一緒に北海道の方言で、がごめ昆布について一言!

 「なまらうまいべや(とてもおいしいよ)!」

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