ドラッグストア最大手「ウエルシア」たばこの販売とりやめの方針決定
ドラッグストア最大手の「ウエルシア」が、たばこの販売をとりやめる方針を決めたことがわかりました。現在販売している全国およそ2000店で順次、中止していきます。
ウエルシアでは現在、全店舗の7割にあたるおよそ2000店舗でたばこを販売していますが、順次、販売を取りやめ、3年後をメドに全廃します。また、今後、新たにオープンする店舗には、開店時から電子たばこを含めて一切、たばこを置かないということです。
たばこは単価が高く、小売店にとっては売り上げへの貢献度が高い商品で、コンビニエンスストアなどでは売上高の3割を占め、ウエルシアでも売上高の1.5%ほどになります。
しかし、ウエルシアを含むイオングループでは、客への配慮などから、従業員に対し出勤の45分前から喫煙を禁止したり、禁煙のサポートなども行ったりしていて、健康関連の商品を扱うドラッグストアのウエルシアでたばこを販売するのは会社の方針にそぐわないと判断しました。
大手チェーンがたばこの販売中止を決めるのは珍しく、今後、ほかのチェーンにも影響を与えそうです。