LINEの上場承認 NYにも同時上場予定
無料通信アプリLINEの上場が承認された。
東京証券取引所は10日、無料通信アプリを運営するLINEの上場を承認した。承認を受け、LINEは来月15日に東京証券取引所に上場する予定。時価総額は6000億円規模となる見通しで、今年最大規模の上場となる。ニューヨーク証券取引所にも同時上場する予定。
LINEは、サービス開始から5年で全世界で2億人以上の利用者を集めており、上場で調達した資金を日本やタイ、台湾など利用者の多い地域に集中して投資する方針。
一方、LINEが関東財務局に提出した有価証券届出書によると、昨年度の決算は、国際会計基準で純損失が79億円の赤字であることが分かった。音楽配信事業の撤退に伴う損失などが響いた。売上高は、前年の同じ時期に比べ、約4割増の1206億円だった。