不正会計問題に揺れた東芝が、２２日、株主総会を開いた。株主総会の冒頭、室町社長は「配当金を見送らせていただき誠に申し訳ございません」と陳謝した。

　２２日の総会では経営陣の刷新案などがはかられた。新しい会長と社長は、外部からの起用も検討されていたが、志賀副社長と綱川副社長が内部から昇格する案が提示された。

　このため、議決権行使について助言するアメリカの大手２社が社長案への反対をアドバイスするなど厳しい目が向けられていたが、採決の結果、新しい人事案は賛成多数で可決された。