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経営改革中の東芝 社長と会長の候補を決定

2016年5月6日 20:27
経営改革中の東芝 社長と会長の候補を決定

 不正会計が発覚し、経営改革中の東芝は、次の社長と会長の候補を決定した。会見した綱川次期社長は、財務基盤の強化と株式市場への復帰を目指すと述べた。

 東芝の次期社長、会長候補については、「新生東芝」の実現に向け、外部からの起用が検討されてきたが、社長候補には綱川副社長が、会長候補には志賀副社長が選ばれた。

 指名委員会の小林喜光委員長は、幅広い分野の事業展開をする東芝で、早期再生には「東芝をもっとも知っている人」から選ぶ方がいいという結論になった、と説明した。

 「私に求められているのはしがらみのない経営合理性に基づいた経営判断。自由闊達な雰囲気、そういう風土を作り出す」-綱川副社長はこのように述べた上で、財務体質の改善と、東証の「特設注意市場銘柄」からの早期脱却を目指す姿勢を示した。