58億円水増し 東芝、新たに不正会計発覚
東芝は、新たに7件の不正会計が発覚したと発表した。58億円の利益が水増しされていたという。
これは、東芝が一連の不正会計の原因を調査している中で発覚したもので、2010年度から14年度に行われていたものだと明らかにした。水増しされていた分は、去年の7月から12月期の決算で損失処理を行ったという。
子会社で、受注交渉中であるにもかかわらず、売り上げに計上していたり、返品があったにもかかわらず、返金分の計上が次の期に遅れていたりなどで、適切な会計処理が行われていなかった。
東芝では、一連の不正会計の原因を分析した上で、「会計コンプライアンス委員会」を設置、再発防止に努めるとしている。