×

ナショナリズム“断ち切り”重要~榊原会長

2016年6月27日 22:34
ナショナリズム“断ち切り”重要~榊原会長

 イギリスの国民投票でEU離脱派が勝利したことを受けて、経団連の榊原会長は、「ナショナリズム」が他の国々に波及するのを断ち切ることが経済にとっても重要であるとの認識を示した。

 「イギリスが選択したのはうち向き思想、ナショナリズム、保護主義、孤立主義、そういったグローバル経済と逆の動きですよね。そういった考え方が広がってくる。そういったことを懸念するわけで」-榊原会長はこのように述べた上で、これまでG7(=先進7か国)が築き上げてきた「自由貿易のもとで各国が成長、繁栄していく仕組み」を維持するために、イギリスで起きたようなナショナリズムの動きが他の国に波及していかないよう断ち切ることが大事だとの認識を示した。

 その上で、現在G7の議長国である日本の安倍首相が、ナショナリズムが伝播しないようリーダーシップを取っていくことに期待を示した。